予防医学豆知識

冬の乾燥、ドライアイ注意。涙の成分変化・視力低下も!!

01月07日

目が疲れやすい、しょぼしょぼする、ごろごろする、かすむ、痛いー。ドライアイは涙の量が減ったり質が低下したりする状態のことで、目の乾燥感のほか、様々な不快症状を引き起こします。

涙には目の表面を常に覆い保護する「基礎分泌の涙」があり、油・水・ムチン(タンパク質)の3層からなり、水の蒸発を防ぐ・うるおい・角膜の栄養補給・異物の洗浄・水を目の表面に均一に定着させるといった各大切な働きがあります。

このバランスが崩れ涙の層が不安定になったりすると、ドライアイを引き起こします。

量が減る一番の原因は、加齢。年齢を重ねると涙の分泌量が掘ってくるのです。もう一つの原因は、やはり生活習慣で、パソコン・スマートフォンの長時間使用などで、まばたきの回数が減り乾燥しやすくなるのです。

コンタクトレンズの使用も涙がレンズに吸い取られたり、汚れでムチンの分泌を低下させたりしてドライアイになりやすい。

また、季節特に冬は、外気が乾燥しているうえ、エアコンの使用で室内がさらに乾燥しなりやすい。

対策しては、パソコン等を使用するときは、目の高さから下において見下ろすようにして使用、また意識的にまばたきすること。  コンタクトレンズは、一日の装着時間を2〜3時間減らすことを心がける。

冬の室内でのエアオンの使用は、直接目に当たらないようにし、加湿器を併用するといった工夫をしましょう。

生活習慣の改善でも症状が治まらない場合は、眼科で点眼薬を処方してもらいましょう。最近の点眼薬は、防腐剤の入ってない物・涙の各成分に直接働きかけるドライアイ専用の点眼薬がありますのでそういった点眼薬を使用しましょう。

最後に、ドライアイは放置すると視力の低下につながることも。目の乾きや不調を感じたら、早めに対策を講じましょう。

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