予防医学豆知識

出会いの季節の口臭ケア・原因の9割は口の中に!!

04月01日

春は出会いの季節。初めて会った時に息が不快だと第一印象でマイナス要因になる。面と向かって指摘されることも少ないため、自分の口臭が心配という人も多いだろう。

口臭は胃が悪いことが原因で起こる、と思っている人もいるかもしれませんが、実際は胃の空気が外に出てくるのはゲップをしたときぐらい、口臭の原因の9割以上、口の中にあります。口の中には500種類以上の細菌がいて、細菌ははがれた粘膜や血液・食べかすなどのタンパク質を分解し、硫黄化合物を作り出す。これが口臭の原因。程度の差はあれ、口臭が全くない人はいない。

口臭を抑えるには、日々いろいろあるが、まず、朝食を必ず取るようにしたい。一日で最も口臭が強くなるは起床直後。睡眠中は殺菌作用のある唾液の分泌が減り、口の中で細菌が繁殖するためだ。食事をすると唾液の分泌地が増え、口の中の細菌が食べ物と一緒に飲み込まれて口臭が弱くなる。

また1日2回、朝晩の歯磨きは欠かせない。歯周病も口臭の原因なので予防になる。また、舌の掃除も口臭予防になり、舌の上についている白または淡黄色の汚れ舌苔といい、はげれた粘膜や細菌からなる。その舌苔が厚い時は掃除する。一日一回で十分です。

また、食事はよく噛んで、唾液の分泌が増えるように心がけましょう。カフェインは口腔乾燥を引き起こすことがあるので、取りすぎに注意。食後すぐ寝ると、消化機能が低下して、口臭が強くなるので就寝4時間前にすませましょう。

徹夜等睡眠不足は、やはり口臭が強くなるので睡眠時間もしっかり取りましょう。

タバコは吸わない方がベスト。ニコチンやタールのにおいに加えて、歯周病を進めたり、口内を乾燥させたりするので、口臭がやはり強くなります。  !!

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