予防医学豆知識

「ご飯は太る」は思い込み? 腹持ちのよさが間食防ぐ!!

07月04日

ダイエット中の人が敬遠しがちな主食だが、ご飯やパン・麺類は、糖質だけでなく食物繊維を豊富に含み、便秘や生活習慣病の予防・改善に役立つ食材です。果物や砂糖と比べて消化・吸収がおだやかで腹持ちもいい。主食の極端な制限で甘いもが増え、額に太りやすくなっていませんか?

ご飯などの穀類やいも類は、炭水化物を多く含み、炭水化物の重要な役割は、エネルギー源になることで、総エネルギーの、50〜65%を炭水化物から摂取することが重要なのです。

炭水化物は、糖質+食物繊維で構成され、食物繊維には、便秘や生活習慣病の予防と改善に非常に役立ちます。糖質は、単糖・少糖・多糖の三種類に分けられ、そのうち、体内に入るとすぐにエネルギー源になるのが単糖・少糖で、多糖は、単糖が多数つながった多糖はエネルギーになるまでに時間がかかる。

単糖・少糖は、いわば、ブトウ糖であり、血液を通じて各細胞に運ばれて利用され、血糖値が急上昇したりします。 血糖値が急上昇すると、下げるためにインスリンというホルモンが大量に分布され、インスリンは、ブトウ糖を脂肪に変えて蓄えるため、肥満になりやすいのです。

穀類・いも類などに多いデンプンは、消化吸収されずに小腸を通過し、食物繊維と同じく、消化吸収がゆっくりなり、腹持ちが良い。

主食を変に制限すると、甘いものや、脂質・タンパク質を多く取らないと満足できなくなったりして、かえって太りやすくなってしまいます。

ご飯をベースにして食べ過ぎないよう配慮して適量であれば、むしろ、ダイエットや生活習慣病改善の強い味方。

もう一度言いますが、ご飯をベースにした和食を今一度、見直してみてはどうでしょうか!

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