予防医学豆知識

心と体、複雑に絡む慢性痛!!

01月09日

腰・肩・腕・膝など慢性的な痛に悩む人は多く患者も少ないくない。 そもそも、慢性痛の原因は大きく分けて3つあり、一つは変形性膝関節症、関節リウマチなど、現在の医療では完治が難しい病気による痛み、がんの痛みもそれである。

二つ目は、テレビで知られるようになった神経障害の痛みを性疼痛だ。これは帯状疱疹などの感染症、交通事故による外傷などの原因で、神経が、傷つき、いつまでも痛み続く。糖尿病も病気が進むと、末梢の神経にダメージを与えるため、痛みを感じる。

三つ目は、心理的な影響、中枢機能障害性疼痛だ。強いストレスなどが原因で、脳の痛みを抑える機能がしていると損なわれ、小さな刺激でも激しい痛みを感じたりすることである。またうつ病や、線維筋痛症も、この中枢機能の障害の関与が考えられる。

では、自分の慢性痛の原因は何か、どう生活を改善すればいいのか、慢性痛を訴える患者さんは、この三つの要素が複雑に絡み合って病気を悪化させていることが多く、原因が分かっていても、傷ついた末梢神経やストレスが、痛みを増幅させることがあります。 痛みで悩んでいる人は、痛み専門のペインクリニックなどで相談し、その患者に応じた痛 みを取る薬物療法を行うといいでしょう。また整形外科で、運動療法を指導してもらったりして改善に取り組みましょう。

とにかく、気持ちを前向きにとり、痛いからではなく、痛くても出来ることを見つけ、それをまず実行して、生活改善に努めるようにしましょう!!

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